この映画と出会い
この映画を初めて見たのは大学1年の時でした。
英語の授業で触れることがあったのでそれが出会いです。
かれこれ5回ほど見ています。
この映画は初回では気づかなかった細かい描写が多く見つかってきます。
簡単にあらすじ
主人公(トゥルーマン)の住んでいる世界はテレビ番組(トゥルーマンショーという番組)の中でトゥルーマンはテレビ番組の主役。
トゥルーマン以外はみんな役者。
テレビ番組だとは知らず現実の世界だと思っている。
番組プロデューサーの指示で全員動いている。
ラジオの故障からテレビの世界だと疑う。
妻を連れ出し島から離れようとする。
親友も奥さんもあっち側だと気づく。
海へ乗り出して逃げる。
嵐に会う。
死にそうになる。
巨大なスタジオだったと気づく。
決め台詞を言って外の世界へいく。
番組終わる。
この映画を一言で表すと
真実は自分で作りだすもの
見どころ
陽気でユーモアのあるトゥルーマン(主人公)
陽気でユーモアのあるトゥルーマン(主人公)
毎朝出勤前にご近所さんと会ったら元気にあいさつします。
その挨拶が「おはよう!会えなかった時のためにこんにちは、こんばんは!」という決め台詞があります。
文字にすると何でもないですが映画で見るととっても楽しい気持ちになります。
注目してみるととっても面白いです。
気を使って言っているわけではなくそいう性格の人という感じなのでクライマックスでも自然と言いこの映画を締めくくります。
テレビ番組視聴者が食い入って見るのは彼のこんな一面からきてると思いました。
テレビ(トゥルーマンショー)を見る視聴者
劇中ではトゥルーマン主演の番組を見る視聴者も描かれています。
テレビを見ながらああでもない。こうでもない。とりある世界となんも変わんないようにヤジを飛ばします。
そしてみんなテレビに引き付けられています。
トゥルーマンの身にはならず娯楽の一環として演者の気持ちを考えないところが皮肉を描いていて面白いです。
クライマックスが終わったら次のチャンネルへ切り替えるところも面白く感じます。
視聴者の興味がコロコロ移り変わる模様が描写されていてトゥルーマンのことを忘れたかのように次のチャンネルへいくのは最後のオチをうまく描いています。
テレビ制作者はしょうもない人が多い
リアル世界でもそうですが劇中でもしょうもないテレビマンが出てきます。
視聴者を喜ばすがためにトゥルーマン(主人公)を瀕死まで追い詰めたりします。
テレビ制作者の姑息さや倫理感・モラルのかけた描写があります。
この映画の伝えたいことの一つとしてテレビ業界への警告やちょっとした怒りみたいなのを感じます。
番組中(トゥルーマンショー)のCM
劇中内の番組トゥルーマンショーは24時間放送されているのでCMがありません。
なので放送時にCMを挟みます。
トゥルーマン以外の演者がトゥルーマンとの会話内に無理やり挟みます。
そのやり方が結構いびつです。
2回目以降見た時からきづきましたがテレビ番組のなかという伏線が細かく描写されています。
1回目見ても面白いですが2回目見ても気づくことが多くて面白いです。
トゥルーマン(主人公)が殻を破り成長する
中盤から終盤にかけてトゥルーマンは自分以外の周りが嘘をついていることに気が付きます。
トゥルーマンは自分の暮らしている島を抜け出そうとトラウマのある海に飛び出します。
そこで逃がすまいと番組プロデューサーが困難を仕掛けていきます。
その方法は嵐を起こしたり、荒波を立てたりなど殺人的なことです。
それでもトゥルーマンの死んでも負けないぞ!っていう描写が感動するシーンです。
そして最後に本当に作られた世界だったのだと気づきます。
エンディングではすべてを否定するのではなく決め台詞の「おはようございます。会えなかった時のためにこんにちは。こんばんは!」で締めくくります。
感想
とってもおもしろいのでお勧めの一作です。
トゥルーマンの役の面白さと脚本の面白さが絶妙にマッチしていて本当に面白いです。
前述しましたが、エンディングで毎回感動してしまいます。
シナリオもいいのですがトゥルーマンを演じるジムキャリーの生きざまみたいなものも感じます。
彼は15歳からコメディアンとしての活動をはじめそんな中でこのトゥルーマンショーが大ヒットしました。
あきらめないぞー!という気持ちがはいった映画だと思います。
細かいセリフや顔芸だったりが面白いです。
コメディアンとしても活動していたジムキャリーにはぴったりの役でトゥルーマンになりきっているというかジムキャリーそのものがトゥルーマンにはまっていました。
とっても面白いのでぜひ一度お試しあれ。