『劇場(映画)原作-又吉直樹』-PrimeVideo-

簡単にあらすじ(※ネタバレ注意)

登場人物

・劇場作家を夢見る若造

・純朴で可愛い彼女(違う視点で見るとアホな女性)

 

売れない作家の男の説明。

劇団を立ち上げた理由、劇団との出会いの説明。

彼女と出会う。

自身がなかったけど声をかける。

コーヒーをおごってもらう。

彼女と仲良くなる。

彼女と演劇をする。

珍しく客から好評。

彼女を出演させなくする。

劇団が落ち込む。

彼女と不仲になる。

彼女に感謝する。

彼女が地元に戻る。

別れる。

演劇がおわる。

この映画を一言で表すと

もがき苦しまないと成長できない

見所を3つ紹介

ダメ男・良い彼女物語

若いカップルの映画は大抵そうだが、ほぼ確実に良い彼女とダメ男もしくは落ちぶれる男のカップル。

 

ダメ男の方はなるべく安全で安心する彼女の家にいたがり、外の社会と関われない。

光熱費を払わなかったり、男はわかりやすい形で彼女に依存してるが、実は彼女もダメな男に依存しているのを見落としてはいけない。

 

彼女側は女優になる夢を持って東京に来たが、彼の為に自分を犠牲にしてまでも付き合っている。

 

劇中で夜の仕事というセリフがあったように、彼女は自分を大切にしない娼婦のような役柄でもある。

自転車に2人乗りのシーン

初めてダメ男が感謝の気持ちを伝えるシーン。

 

2人の関係性が変わるのと同時に今までの関係性でなくなる。

 

彼女の生活も変わり始める。

別れるときに成長する

なんだかんだ互いに依存しあってきたが、別れによって成長する。

 

互いにとって安全・安心だったあの部屋から出て1つ成長する

感想

若いカップルの映画はどの映画も基本的に似ていてダメ男・良い彼女カップルのイメージがある。

バディもの(2人が主演)の作品でも描きやすい作品なんだと思う。

 

どこかの情報で「純愛」ということで話題にもなっているとあったが、僕には純愛に見えなかった。。

作中で描かれていないだけで結構生々しいバカップル感が否めなく、行儀悪くマナーがなさそうな印象を受けた。

なんかわかんないけどエレーベーターでイチャイチャしてそうな感じ

 

そして誰にでも大なり小なりよくあるので共感されやすい。

恋愛に限らず仕事や生活の1面でもこんなことはよくあることで、安全な世界から一歩外に出るには一皮向ける必要がある。

 

南瓜とマヨネーズとほとんど似ている。

ララランドとも重なる部分もある。