見た理由
ジャケット(表紙)で決めました。
B級ホラーにしてはネタバレしすぎていて他にメッセージがあるように感じました。
ジャケットの写真はむしろ始まりを表していました。
簡単にあらすじ
登場人物は主人公(青年)と死体(以下:アーミーマン)
主人公自殺しようとしている。
アーミーマンが主人公の前に流れてくる。
アーミーマンおならする。
主人公がアーミーマンに乗って海を渡る。
アーミーマンがしゃべる。
アーミーマンが主人公と話す。
アーミーマンが女に恋する。
アーミーマンが勃起する。
勃起の方向へ主人公とアーミーマンが行く。
主人公がアーミーマンと話して過去を思い出す。
主人公はストーカーだった。
主人公は縛られた人生であったことも思い出す。
主人公が警察に捕まる。
主人公がアーミーマンと話したと言い回りが気味悪がる。
アーミーマンがみんなの前で放屁する。
アーミーマンが海を渡る。
この映画を一言で表すと
変人だって人いいんじゃないかな
見どころ
主人公と死体のやり取り
この映画のほとんどは主人公と死体(以下:アーミーマン)の話し合いです。
主人公がやらない、いわないけど思っていることを死体が行うシーンが多いです。
死体役は主人公を投影した鏡なんです。
主人公はしばし自分を縛っていた叔父のことや片思いについてアーミーマンに話します。
アーミーマンはだめだとかはずかしいといった概念がなく思ったらすぐやろうとしてしまいます。
そんな掛け合いは主人公と対比していています。
中盤以降理解していくにつれてアーミーマンも物事を考えるようになります。
現実世界の変人の扱い
主人公ははっきりって変人でストーカーです。
しかし登場人物の中には彼を理解するものも出てきます。
ラストシーンでおじが彼を見る表情は理解者の顔をしていました。
ちょっと変わった人を見るときに実はこの人は良く考えているのではないか。
むしろ繊細に物事をとらえているのではないか。 というメッセージがあるように感じます。
なんでもありの世界観
まるでアーミーナイフのように主人公を窮地から救う死体。
無人島から逃れるときも水がない時もクマに襲われた時も助けてくれる。
だけど主人公自身でやらなければいけないことには手を貸さなかったです。
もしかしたらそんなところも考えていたのかもしれない。
僕は世界観に統一があると感じました。
人によってはただぶっ飛んでいるように見えるかもしれないです。
感想
舞台設定はかなりぶっ飛んでいます。
ただし内容もぶっ飛んでいるかというとそうでもないです。
心に訴えるなにかはあるような気がします。
心に訴えるものは人それぞれで違うかもしれないです。
僕はクライマックスを見て少しうるっときました。
しかも屁のかけあいの時にです。
僕たちの世界に暗黙のルールなどがあり色々と縛っているものがあります。
縛りなんか気にしなくていいんだよ。
という受け取り方をしました。
この映画は人それぞれ解釈が分かれると思うので是非ご視聴あれ。
prime video では2020/05/05の時点で無料です。